1. 旭化成エレクトロニクス(AKM)、「発電するおむつ」などバッテリーレスセンサーを展示
介護やヘルスケア分野における「電池交換の手間」を解決するユニークな技術が公開されました。
- 概要: 旭化成エレクトロニクスは、CES 2026にて「バッテリーフリーのスマートおむつ」および「スマートペットカラー(首輪)」を展示しました。
- ポイント: スマートおむつは、尿を電解液として利用して発電し、排尿検知データを送信する仕組みです。電池廃棄物を削減すると同時に、メンテナンスフリーな見守りソリューションとして、介護現場やペットケア市場での実用化が期待されています。
- 出典: 旭化成エレクトロニクス CES 2026特設ページ
2. パナソニック、CES 2026で「発電するガラス」の大判モデルを公開
都市型エネルギーハーベスティングの切り札となる、建材一体型技術の進展です。
- 概要: パナソニック ホールディングスは、CES 2026において、ガラス建材一体型ペロブスカイト太陽電池(BIPV)の最新プロトタイプを展示しました。
- ポイント: 従来の小サイズから実用的な「1m×1.8m」クラスへの大判化に成功。透過性を持たせることで、オフィスの窓ガラスや商業施設のファサードそのものを発電所に変え、ビル内IoTセンサーや空調制御システムへの給電を可能にするビジョンを示しました。
- 出典: パナソニック グループ CES 2026 特設サイト
3. ソフトバンク、マイクロ波給電による「電池レス紛失防止タグ」の実証を公開
「発電」と対をなす「給電」技術において、身近なデバイスへの実装が進んでいます。
- 概要: ソフトバンクは、Wireless Power Consortium(WPC)の新規格に準拠した空間伝送型ワイヤレス給電システムを用い、トラッカータグを電池レス化する実証実験の様子を2026年1月14日に公開しました。
- ポイント: 室内に設置した送電機から数メートル離れた場所でもタグが給電を受け、位置情報を発信できることを確認。頻繁な電池交換が必要だった小型IoTタグの課題解決に向け、2026年下期の商用化を目指します。
- 出典: ソフトバンク 先端技術研究所レポート (2026/01/14)
海外ニュース(Global)
4. Dracula Technologies、第2世代OPV「LAYER® V2.0」をCES 2026で発表
フランスの有機薄膜太陽電池(OPV)メーカーが、屋内発電性能を大幅に引き上げました。
- 概要: Dracula Technologiesは、CES 2026にて次世代OPVモジュール「LAYER® V2.0」を正式発表しました。
- ポイント: 前世代と比較して発電パフォーマンスが30%向上しています。インクジェット印刷による自由な形状設計はそのままに、わずか5ルクスという暗い室内光でも効率的に発電できるため、より小型のスマートホーム機器や資産追跡タグの「完全バッテリーレス化」を実現します。
- 出典: Dracula Technologies Press Release (2026/01/04)
5. Ambient Photonics、PC周辺機器向け「両面受光」太陽電池セルを発表
CES終了直後に発表された、デスク周りのIoT化を加速する新技術です。
- 概要: 米国のAmbient Photonicsは、マウスやキーボード向けに、デバイスの表と裏の両面から光を取り込める新型の屋内用太陽電池セルを2026年1月16日に発表しました。
- ポイント: 透明素材の筐体と組み合わせることで、デスク表面からの反射光なども電力に変えることができます。これにより発電量が従来比で最大1.5倍に増加し、ゲーミングマウスなど高機能デバイスのバッテリーレス化が可能になります。
- 出典: Business Wire (2026/01/16)
6. WePowerとSouthco、完全バッテリーレスの「ワイヤレススマートロック」を公開
物理的な「動き」を電力に変える、究極のメンテナンスフリー・セキュリティです。
- 概要: 米WePower TechnologiesとSouthcoは、CES 2026にて、電池も配線も不要なスマートロックのコンセプトを発表しました。
- ポイント: ドアを開閉する際のエネルギーや、ボタンを押すエネルギーを電力に変換(動的エネルギーハーベスティング)してロックを制御・通信します。何千ものアクセスポイントを持つ大規模施設において、電池交換コストを完全に排除するソリューションです。
- 出典: PR Newswire (2026/01/05)


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