国内ニュース(Japan)
1. リコー、さいたま市庁舎での「ペロブスカイト搭載CO2センサー」実証運用を開始
屋内光発電の公的機関への導入が、実用化フェーズとして動き出しました。
- 概要: 株式会社リコー、さいたま市、リコージャパンは、2026年1月23日より、さいたま市役所本庁舎にてペロブスカイト太陽電池を搭載したCO2センサーの実証実験を開始しました。
- ポイント: リコー独自のペロブスカイト太陽電池は、微弱な室内LED照明でも高い発電効率を維持します。これにより、配線工事や電池交換を一切行わず、庁舎内の空気質データをリアルタイムで可視化し、快適かつ省エネな空間管理を検証します。
- 出典: 株式会社リコー プレスリリース(2026/01/23)
2. 積水化学、ペロブスカイト太陽電池の「ギガワット量産」に向けた投資を加速
国内トップを走る積水化学が、2026年を普及元年と位置づけ量産体制を固めています。
- 概要: 積水化学工業は、2026年1月時点のロードマップ更新において、フィルム型ペロブスカイト太陽電池の早期事業化に向けた大規模投資を継続することを改めて示しました。
- ポイント: 1月下旬の技術カンファレンス等において、物流倉庫の壁面や耐荷重の低い屋根への設置実証が順調に進んでいることを報告。これらから得られた電力で稼働する、物流管理用IoTセンサー群の電源供給インフラとしての確立を急いでいます。
- 出典: 積水化学工業 投資家向けイベント資料(2026/01)
3. エクボ株式会社、環境振動から発電する「ゆらぎ発電」特許技術を一般公開
不規則な振動を電力に変えるユニークな国産技術が、広く普及を目指して公開されました。
- 概要: 神奈川県のスタートアップであるエクボ株式会社は、2026年1月21日、環境中に存在する「ゆらぎ(非周期的な微小エネルギー)」を効率的に電力へ変換する特許技術の詳細を公開しました。
- ポイント: 工場やインフラ(橋梁等)で発生する定まらない揺れから安定して電力を取り出すことができ、予知保全用センサーの「完全電池レス化」を加速させる技術として期待されています。
- 出典: エクボ株式会社 ニュースリリース(2026/01/21)
海外ニュース(Global)
4. TageosとWiliot、バッテリーレスIoTタグの「数十億個単位」の量産で提携
物流革命を牽引するAmbient IoT(環境発電型IoT)のインフラ化が加速します。
- 概要: RFID大手のTageosと、周囲の電波から給電を受けるチップを開発するWiliotは、2026年1月26日に戦略的パートナーシップを発表し、最新タグ「EOS-654 BLE G3」をリリースしました。
- ポイント: 周囲のWi-FiやBluetoothの電波(RF)を収穫して動作するため、電池を必要としません。WalmartやRoyal Mailなどの大手による採用が決まっており、2026年末までに累計数億個単位での導入が見込まれるサプライチェーンの標準技術となりつつあります。
- 出典: IoT Now(2026/01/26)
5. 欧州「SMARTLINE-PV」プロジェクト始動、鉛フリーのペロブスカイト開発へ
毒性のない材料でIoT電源の安全性と普及を両立させる、EU主導の大規模研究が始まりました。
- 概要: 2026年1月26日、欧州の研究コンソーシアムは、鉛を使用しない「スズベース」のペロブスカイト太陽電池の実用化を目指すプロジェクト「SMARTLINE-PV」の詳細を公開しました。
- ポイント: 家庭内やウェアラブル機器に搭載する際の環境・安全懸念を払拭しつつ、変換効率20%超を目指します。2026年を通じて製造プロセスのスケールアップ(低コスト化)に向けた検証が行われる予定です。
- 出典: Innovation News Network(2026/01/26)
6. ASYGNとDracula Technologies、世界初の「バッテリーレスAIビジョン」をデモ
「エネルギー収穫 × AI処理」が統合された、メンテナンスフリーな監視の未来です。
- 概要: フランスのASYGNとDracula Technologiesは、1月のCES 2026での初公開を受け、1月下旬に製品詳細をさらにアップデートしました。
- ポイント: Dracula社の屋内光発電セルで発電し、ASYGN社の超低消費電力AIチップで画像認識を行う完全自律型カメラです。1mW以下の電力でジェスチャー認識や物体検知をこなし、LoRa通信でデータを送ることで、電池交換が不可能な場所でのスマートビル監視を可能にします。
- 出典: ASYGN News (2026/01)


コメント